※思うがままに書いているブログカテゴリーです。

マカロニでもよく相談させて頂いているMIGOTOさんが、9betaについて動画で分かりやすく説明しています。
MIGOTOさんは業者向けにカンナビノイド原料を販売しています。
SUGOYといったブランドで、お肌に塗るクリームや飲むオイルも販売しています。

個人的に国内で1番信用している原料屋さんです。
動画で説明されている9betaについてまとめていきます。
・9-Hydroxyhexahydrocannabinol(9-Nor-9β-hydroxyhexahydrocannabinol)は実在するカンナビノイド
・しかし、日本で出回っている9betaは9betaでは無いと言い切って良い状況
・2022年2月にMIGOTOさんに9betaのサンプルが届く
・サンプルに付いていたCOAに違和感を覚える(何のカンナビノイドの結果も書いていなかった)
・マイナーカンナビノイドの検査基準が豊富なkcaラボに9betaの検査を依頼
・結果、9betaではなくΔ8-THCが検出
・???となったので、サンプルを送ってきたブローカー(仲介業者)へ理由を尋ねる
・適当な話でごまかされる(辻褄が合わない)
・kcaの技術者に確認すると、9betaは販売する事ができる程の量を製造するのは現段階では不可能
・9betaを騙して売っているブローカー3人組にMIGOTOさんは激怒
・マイナーカンナビノイドの(試験用サンプル)は誰でも購入ができる⇒それを検査にかけてCOAを取得⇒9betaの大量生産は不可⇒9betaに似た”他の何かの原料”と、試験用サンプルで取得したCOAを組み合わせて販売しているのが実態
・アメリカでそんな事をしてもすぐにバレる⇒日本をターゲットに
日本の様々な9betaの画像や動画をSNSで確認⇒同一のカンナビノイドには見えない。※明らかに中身が全部違う
違法になったHHCにしか見えないものも・・・
MIGOTOさんに届いたサンプルはΔ8THCだったけど、日本に入って来ている9betaは何の成分か不明。
要点をまとめると、
- 9betaは実在するが、大量生産できない
- COAは実質偽装(中身は不明)
- アメリカで売れない⇒リテラシーの低い日本人をターゲットに
ユーザーにとっての懸念点は、
- 中身は違法のHHCやTHCかも?
- はたまたそれ以外の謎の成分かも?

O系も同じですけどね。摂取して有害かどうかは誰にも分かりません。
実際の体感は?
・HHCと同等もしくはそれ以上?
・O系みたいに時間差もない
・キック感強いかも?
※まだ少し試しただけの個人の感想です
今後の新成分
まだ日本で見かけない? けど入ってきそうなカンナビノイド
THCB、HHCA、CBDP、HHCP-O、THCP-O、THCH、THCjd
原料もしくは商品として販売されている。
— ヨーキー@CBD自作中 (@yoki_cbd_jisaku) June 10, 2022
で、次から次へと”よく分からない”成分が国内に出回ってきていますし、今後もまだまだ入って来ると思います。
それらの成分は本物なのか?大丈夫なのか?どうやって見抜けば良いのか?
結論から言うと、まぁ不可能に近いです(汗)
HHCOは明らかに薄められている感があったり、海外での原料と国内に入ってくる原料は全くの別物だと言える場合もありえます。
海外のメーカーも平気で嘘を付いてきますし、こちらでは見抜けない最もらしい証明(今回のCOA偽装など)も出して来ます。
僕らもテルペン含め30社以上は海外のメーカーとやり取りしてきましたが、しれっと騙そうとしてくるメーカーも少なくないです。

アルコール臭の酷いテルペンや、明らかに劣化したカンナビノイド原料を送ってきたりね・・・ まぁそういうのは単なる個人の感覚ですが。
なので、仮に突っ込みどころ満載の成分を販売していても、日本の業者に悪意があるわけでもなく単に騙されている可能性もあったりします。

僕らもそれらの経験から直輸入より仕入れ価格が高くても、現地で分析をしっかりとかけているMIGOTOさんのような業者さんから原料を仕入れるようになりました。
例えばTHCOは海外でも販売しているメーカーが多く、(海外でも人気!)(こんなに多くのメーカーが販売している!)なんて言えますが、実際日本に入って来ているものと海外の原料と同じとは限りません。
※今回MIGOTOさんの事例は9beta=THCだったみたいですが、日本に9betaを仕入れている業者の1つは(違法成分が一切入っていない)と言い切っています。

何を信じるかは難しいところではありますけどね・・・
実際(規制が入るとつらい)って感じてしまうぐらい作用だけで言えば良い面もありますし、否定も肯定もできません。
今の流れに憂いているなら、ただただそういった成分を使わず、『製造工程からメーカーの把握、信用度の高いCOAやSDS(安全性データシート)』などなど精査のハードルを上げ、”胸を張って販売できる原料のみを使用”といった制限がある上で、満足のいく製品を開発するのに注力するだけだと思います。
そもそもCBDユーザーを増やすというか、イメージを変えて行く事にもね。

CBNやTHCVの巻き添え規制が1番怖いです・・・
最後に:THCVリキッドもなかなか良いですよ
※1つ候補があり7月に公開されるはずで、僕も密かに楽しみにしています。実際に入って来るかも分からないけど、聞いている通りなら僕が求めている物(価格◎、原料の透明度◎、作用はN以上?)になります。