CBNなどカンナビノイドリキッドで結晶化した時の湯煎方法についてまとめています。
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湯煎方法の流れ
①VAPE本体から取り外し、上下のキャップを付ける
※特に下のキャップが必須
②耐熱性ビニール袋にアトマイザーを入れる
※ジップロック、アイラップなど100度まで耐えればOK
③80~95度のお湯で30~90秒温める
※ここに注意点が多い
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湯煎時の注意点
・温めすぎるとリキッドが漏れます
※通常時よりもサラサラになる(粘度が低くなる)ため
・湯煎後は常温で10分は冷ましてから吸引
※サラサラの状態で吸引すると、リキッドがせり上がって来る
※口の中に入ったり、途中で固まり”詰まり”の原因となる
温めすぎない、冷ましてから吸引、水が入らないようにを注意してください。
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画像付きで説明していきます。
カンナビノイドリキッド湯煎の流れ
①ポットで沸かしたお湯を容器に入れる
①ポットで沸かしたお湯を容器に入れる
お湯の温度は80~95度がベスト。
火傷には気を付けてくださいね。
言っても今の業界で結晶化するリキッドは大体CBGかCBNが原因だと思うので、85~90度を目安にするのが良いと思います。
②耐熱性ビニール袋に入れたアトマイザーを漬ける
僕はこうやって広げて、10秒毎に取り出して確認しています。溶かしきるを前提に、なるべく(温めすぎない)を意識しています。
③溶け切れば終了
しっかりと溶かし切ったのを確認してから取り出しています。
※中途半端だと余計に再結晶しやすい場合も
湯煎後:サラサラになる
動画じゃないので分かりにくいですが、カッチカチの超CBNでもサラサラになります。
下から漏れる
粘度が低くなると、下から漏れてきます。
そのため、温度も時間も最小限に抑えるのがポイントです。
ティッシュペーパー、キムワイプ、乾いた布などでさっと拭き取る感じで大丈夫です。
冷ましてから吸引
サラサラの状態で吸引するとリキッドがせり上がってきます。
具体的な症状は
・口の中にリキッドが入って来る
・フルガラスアトマイザーの筒の中にリキッドが入る
・途中で固まったリキッドが”詰まり”の原因となる
常温3~5分ほどで大丈夫だと思いますが、念のため10分ほど置くのが良いと思います。
湯煎タイミング
これぐらいだと結晶化は必要ありません。
(1番下の部分がガチガチ)(リキッドの吸引が重くなった)タイミングで湯煎してください。
なるべく湯煎回数を控えめにするのも、最後まで美味しく吸い切るポイントの1つとなります。
特にテルペンなど風味が付いているのは香りが飛んだり味が変わったりするので、なるべく回数は控えめにしたいところです。
ドライヤーでの湯煎について
ドライヤーで結晶化を溶かせるのは、複数の条件が必要です。
・ドライヤーは個体による温度差が大きい(高性能=温度が高いって事でもない)
・カンナビノイド成分、濃度によって溶かしやすさも違う
ドライヤーで溶ければ楽なんですが、溶かせる条件が整う事は割と少ないようです。
家にあるドライヤーだと溶けるのに、マカロニラボにあるドライヤーだと溶けなかったりします・・・
結晶化の要因について
冬に結晶化しやすいイメージをお持ちだと思いますが、全くもってそんな事はありません。
例えば超CBNにテルペンを少し混ぜると一瞬でガチガチ結晶化します。
超音波洗浄機で細かい振動を与えても、一瞬でガチガチ結晶化します笑
またチューブケースシールの光が当たる部分だけ一部結晶化なんて事もありました。(光により変動 ※温度湿度は安定している保管場所)
あとは濃度が高いほど~~ ももちろんそうですが、
濃度10%程度でもVG+香料だと結晶化したりします。
koiのピンクなんかがCBDアイソレート3%でも結晶化が酷い。ってのは2018年頃?のCBDリキッドユーザーには結構認知されています。多分。
で、本題ですが、
(そもそも結晶化が起きる要因)(結晶化を早める要因)と2つの視点で見ています。そこで結晶化を早める要因としては、
『温度変化』が最も大きな要因となっていると思います。
※正確には気圧、湿度も
・配送時に高温にさらされる
・なるべく温度、湿度の安定している場所に保管
・連続加熱吸引を避ける
3~5吸引ほどした後は、数分は置いて冷ましてから吸引するなども小さいながらも大事なポイントとなるかも知れません。
※(温度湿度の安定場所での保管)(連続加熱吸引を避ける)のは、結晶化に限らず全リキッドの品質安定にも言える事です。
実際に(ドライヤーで温める⇒冷ます⇒再度温める)の検証をしてみたところ、実質的に温度変化が結晶化を早める要因になっているのは間違いありません。興味のある人は試してみてください。※漏れが増えてもったいないので推奨はしませんが汗
カンナビノイドリキッド湯煎時のポイントまとめ
・85~90度のお湯がベスト
・湯煎時間の目安は30~90秒
・しっかりと溶かし切る(再結晶が早い場合がある)
・温めすぎてもだめ(放置はNG)
・下のキャップは必ず付けて湯煎
・漏れた部分は乾いた布などで拭き取る(アルコール綿棒などはNG)
・常温10分ほど冷ましてから吸引する
・連続加熱吸引を避けて、なるべく温度変化を最小限にする
今は結晶化させない事が容易になったので結晶化するリキッドは少なくなったと思いますが、敢えてそれすらも楽しめる超CBNみたいなリキッドも今後販売していく予定なので、参考にして頂ければ幸いです。